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Richard P. Feynman
Albert R. Hibbs
北原 和夫
みすず書房
グループ:Book
ランキング:175412
価格:¥ 5,460
ポイント:54 pt
発売日:1995-05
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お手本となる参考書
(2008-09-23)
読む前は、経路積分とシュレディンガー方程式を軸に展開された量子力学が解説されているものと想像していました。実際には、本書の殆んどは経路積分に関するものであり(または、経路積分を軸に展開された量子力学)、それは経路積分によって量子力学の広範囲を説明できるためです。この経路積分の応用性の高さは意外であり驚きでした。以下に印象に残ったことを列挙します。
1.解説が非常に丁寧かつ親切なので、あまり計算を補わずに理解できる(注;解析力学の知識は必須)。
2.経路積分を学ぶことによって、量子力学の直感的理解が深まる。
3.公式を導出しては、その物理的意味を考察するという作業が頻繁に繰り返される。
4.量子電気力学の章はその他の章と比較して難解。
5.第4章では経路積分を変形してシュレディンガー方程式を導き、また、その逆も行われ、大変興味深い。
お勧めの参考書です!
量子論が物理であることが分かる
(2005-04-12)
古典解析力学のポアッソン括弧を交換子で置き換えて量子論を導く普通の量子化法だと、量子論の物理的な内容が掴めず、ただ計算方法を学ぶだけで終わってしまうことが多いのですが、ファインマンの経路積分による方法だと、量子論の物理がよく分かります。
量子論を一通り学んだけれど、どうもピンとこないと謂う人には格好の教材です。
近年、経路積分は、統計力学などで多用されていることもあり、教科書や解説書が多数書店に並ぶようになりましたが、物理的な直観を身につけるためには、経路積分の発見者(発明者?)ファインマンの本書を読むのがやはり最適だと思います。数学的に洗練され、最新の話題を扱う専門書を読む前に是非本書を読まれることをお勧めします。
古典論と量子論をつなぐ経路積分の誕生
(2003-10-17)
経路積分とは、古典論と量子論をつなぐ、われわれ人類が知っている唯一の手段である。まず1章で直感的にわかりやすい物理哲学から導入し、徐々に数学を完全なものとして行き、その後で経路積分表示による量子力学を議論するといういかにもFeynmanらしいスタイルでかかれている。経路積分表示は場の量子論の理解においても、物理的にすっきりとした定式化をもたらすので、パイオニアであるFeynmanによるこの本が有益であるのは間違いないだろう。

