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文藝春秋
グループ:Book
ランキング:2624
価格:¥ 660
発売日:1998-09
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一介の剣客、竜馬
(2009-06-08)
一剣客としての名声を竜馬は手に入れたが、まだ志すべき道は定まっていない。
同郷の武市や長州の桂らが活躍する中、模索している限りであるが、日本を変えたいという
ゆるぎない大志が気持ちいい。
いよいよ脱藩して、ある意味では自由となり、当時唯一の“日本人”としての活躍が待ち
遠しい。
やはり若者に読んでほしい
(2009-01-18)
竜馬の幼馴染の武市半平太が藩を勤王化しようと行動し、吉田東洋暗殺を計画する。一方竜馬はまだ自分がどのような形で日本のために役立つかは定まらず、ただ武市のやり方には限界を感じ脱藩を決意する。
自分に活かすとすると、自分のやりたいことを見つけるには、やはり座していては何も見えてこないので、見聞を広めるために行動を起こすこと、たとえ一人であっても自らが正しいと思えば行動を起こすことなどがあるでしょうか。やはりこれからの未来を担う若者にも読んでほしい一冊。
国民的名作第2巻、竜馬脱藩・土佐から日本へ
(2008-12-23)
江戸での剣術修行を終えて土佐に戻った竜馬。何かをしなければいけない、何かをなしたい、でも何をしていいか分からない、といった状態が続きますが、一方で、盟友・武市半平太は明確に尊王攘夷の考えをもって土佐藩をリードしようと画策します。しかし、竜馬は、土佐藩の旧弊、幕藩体制の限界を見抜き、視野を「世界のなかの日本」に求め、ついに脱藩します。
土佐藩の勤皇の志士たちの不幸は、ほとんどが藩政に関わることを許されない郷士で、そのことが薩長との違いでもあり、そのことが彼らの多くが非業の死をとげた背景でもある点です。本書ではこうした土佐藩の特殊性が随所に描かれますが、そのなかからでも竜馬や半平太、中岡慎太郎、岩崎弥太郎など人物を輩出したことに土佐の底力を感じます。
姉弟の絆の強さに、心惹かれる
(2008-11-12)
坂本竜馬の物語、全8巻の2冊目である
2冊目が描くのは
江戸での残り少ない剣修行の日々から
土佐に戻り、考えた末脱藩するシーンまで
冒頭竜馬は、無二の友である武市半平太と、堅物の中岡慎太郎と酒を飲む
無用な一言で、竜馬と中岡が一発触発の事態となるが
素朴な思いと実直な行動で丸くおさめ
凡人にはとらえることができない 一人の魅力的な男を際立たせる
土佐までの旅は、やっかいな人物を抱えてしまい 追手と対峙したり
憧れの人と出会い、料亭で落ち合ったりする
若さゆえに巻き込まれてしまうその場面に
竜馬は竜馬らしくふるまおうと もがきあがいている
脱藩は自分だけでなく身内も巻き込む違法行為
自分、身内、友、将来との関係に、どうケリをつけるのか
離れていた竜馬の心と行動が やがて一つになっていく
風雲急を告げている
弟のために決意する姉の行動に、心打たれる
姉弟の絆の強さに、心惹かれる
猛進する武市 脱藩する竜馬
(2008-09-01)
北辰一刀流千葉桶町道場塾頭にまでなった竜馬も土佐へ・・・普通は安穏と自分の道場を開き町の尊敬を集め、というのが成り上がりコースな訳だが竜馬の頭にそんなコースは細すぎた。
軟弱だと思い込んでいた公家の、平然と命を張った密書運びに巻き込まれた竜馬は「男とはあれだ」と目をむく。が、いまだ己の道が見えない。
かたや土佐藩きっての大物武市半平太は勤王党をつくり参政吉田東洋を暗殺するまでにいたる。幼馴染として歩んできた二人の道が徐々にずれ始める。
「現実的」という一点が竜馬の関心事だ。
武市の暗殺計画にも「それで何か変わると思ったら大間違いじゃ」と袖を分かつ。
この本が面白いのは後の明治政府で政治家としての顔しか私が知らなかった名士たち歴然とした武士としてそれぞれの藩に存在する妙を感じることが出来ることだ。
板垣退助が土佐藩はじまって以来の手に負えない喧嘩武士だったことも知らなかったし、後の日露戦争総司令官大山巌が弥助として登場してくるのも驚かされる。そう考えるとこの時代と言うのは本当に濃密過ぎるほどの時代だ。
竜馬脱藩 ようやく日本人として歩みだす。

