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文藝春秋
グループ:Book
ランキング:2701
価格:¥ 1,800
ポイント:18 pt
発売日:2007-11-29
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カスタマーレビュー ![]()
これがもし本当なら、考えるべきは「その先」のことかも
(2009-06-27)
この本によれば、人間の直感や経験は(専門家でも!)、圧倒的なデジタル情報を味方に付けた統計予測には、どうにも歯が立たないらしいです。ああ、世の中そっちの方向に進むんだろうな、きっと。と打ちのめされるような、証拠突き付けられた感タップリの読了感。それに加えて、やっぱりどうしても残る抵抗感かも知れない違和感。
でも、そうした未来への流れが抗い難いものだとすれば、この(多分みんなが共通して感じる)違和感にどう決着を付けるのか、に、何か大きな未開拓領域が待ち構えているような気がして、「その先」について考えざるを得ない気持ちになります。
目新しさは少ない
(2009-05-11)
統計を基にした絶対計算が社会を動かし始めていることを伝える本。過去の成功談を多く掲載していることで納得はできるが、目新しさは少ない。大企業のマーケッティング戦略では既に導入しているのではないだろうか。
売るために「絶対計算」なる訳語が必要だったのか?
(2009-03-31)
この本の要点はIT化によって多変量解析の適用範囲が広がり、様々な意思決定の場でツールとして利用されるようになったということ。これは紛れもない事実と思いますが、おそらく新書で事足りるテーマでしょう。加えて、読後にかなり大きな違和感が残りました。
まず、題名の「Super Crunchers」は直訳すると「超電算屋」つまりコンピュータを使って膨大なデータを解析する統計分析の専門家でしょう。それを「絶対計算者」という何か「絶対的な」能力を行使する者として崇めるようなニュアンスを出すのは明らかに行き過ぎと感じます。
本文には統計分析の誤用に起因する問題事例なども紹介されていますが、全体としては「絶対計算者」が「専門家」の上に立つことを示唆する若干偏った内容であることは否めません。さらに訳者が「絶対計算」なる言葉を使ってバイアスを増幅させているわけです。
帯の「文系にもわかる知的大興奮の書」もどうですかね。数式がないから文系にもオッケーと言いたいんでしょうが、予備知識の少ない人達にこのようなスピンの掛かった本は適さない。私ならもう少しバランスの取れた本を薦めます。
バランスが良い
(2009-03-15)
データを利用した分析を現実に利用する際にぶつかる様々な壁について率直に説明しており,第一印象より相当バランスが取れた内容だとわかった。単に絶対計算者の勝利を高らかに褒め称えるのではなく,データの正確性・公開性・検算の重要さや,回帰分析とニューラル予測のメリットデメリットも簡潔かつ分かりやすく説明しており,良いと思う。
この本で紹介されているのは主として回帰分析と無作為抽出テストであり,手法自体は特に珍しくない。統計的手法の解説でも,「2SDルール(正規分布なら2標準偏差内に95%当てはまる。)」「ペイズ理論」という基本的だが応用範囲の広いものにしぼっている。
ちなみに邦題はお気楽な統計手法万歳論を想起させまったくこの本にふさわしくないと思う。せめて原題の訳語「Super Crunchers 絶対計算者」を脇に添えるべきである。絶対計算者が浅はかな出版者の人間を放逐する日が早く来て欲しい!
絶対計算VS直観
(2009-03-15)
筆者というよりは訳者で衝動買い。山形・訳はあいかわらず読みやすい。
野球、ワイン、映画、出会い系、カジノ、政府、医療など豊富なケースを紹介して、データを集めて集計すれば、ほぼすべてが説明でき、予測も可能となるが、人間の残された仕事としてデータのどれとどれをクロスさせれば有効なものとなるのかの見極め、設定が重要であり、そこには直観や経験が間違いなく生かされる、との主旨には説得力あり。
ただし、原題はネットでデータをとって決定したそうだが、邦題は編集者の直感で決めたとの記述があるが、このタイトルではちょっと・・・。
統計学といえば「偏差値」ぐらいしか身近に感じない普段の生活にも接点が無数にあり、データと直感、経験のMIXが重要であることを改めて気付かせてくれる。

