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墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社+α文庫) - 和書 - ペットのセレクト通販

アイテム詳細

飯塚 訓

講談社

グループ:Book

ランキング:3197

価格:¥ 714

発売日:2001-04-19

在庫あり。

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カスタマーレビュー

大惨事に果敢に取り組んだ現場の人々  (2009-10-24)
当時の記憶を鮮明に覚えている。しかし、事故のあった翌日に日航機に乗って海外生活となったため、その後の情報はテレビでなく新聞・親からの情報だけであった。
日本での最後のテレビと思い、親戚の家でテレビを見ていると日航機墜落のテロップが流れる。親戚の姉が落ちたら痛いのとの素朴な疑問を父に投げ掛けたが、自分は明日の日航機に乗り同じ経験をするかもしれないとの子供ながらの恐怖心に、泣きながらの一夜を過ごした。

日航機墜落から20年以上も経った今でも、その出来事の記憶は鮮明だが、その後の情報をより詳しく知りたいと思いこの本を手にとり読んでみた。
あまりにも悲惨である。また、その大惨事に果敢に取り組んだ現場の人々がいたことをこの本から知ることができた。
事故が起きたのは誰が悪いのかそんな記述は一つも無い、事故が起きたその時点から現場に立ち会った人々のフィクションである。

読み終えて初めてその大惨事の現場を知ることができ、改めて日航機墜落について考えさせられた。現場を知るということは非常に大切なことだと思う。この本はその大惨事の現場を知る上でも重要な本である。

人生の意義を問うべきは読者なり  (2009-10-01)
御巣鷹山の日航機123便墜落事故の身元確認班長であった著者による渾身の記録。気温40度に達する猛暑の体育館で、不眠不休の身元確認作業に当たる警察官、医者、看護師の姿には鬼気迫るものがある。

何故そこまで…とも思うが、日本人のご遺体への思い入れは特別なのである。西洋では、魂が抜け出た肉体は入れ物に過ぎないという考えから、そこまで執着しないようだ。仏教の教えなのかもしれないが、愛する人の存在を自分の目や肌で確かめたいという気持ちはよく分かる。早く家に帰してあげたいとも思うのだろう。
亡くなった方からしてみれば、たとえ肉体がバラバラになり焼けただれていたとしても、一度は家に戻りたいと願うのではないか。死せる者がそれを望むのならば、遺された者がご遺体にこだわることにも意味があるはずである。

壮絶な現場での体験は、彼らの人生観を変えたという。身近な「死」を目前にすると、人は否応なしに「生と死」について考えざるを得なくなる。決して、軽々しく「死」を扱ってはならないと。家族や友人との絆を大切にし、その「生」をまっとうすべきだと。

あまりにも無残なご遺体を目の当たりにし、上を向いて涙をこらえる警察官と医師。思わず幼子の顔に頬ずりしてしまう看護師…。職業人である前に血の通った人間である彼ら。
ありのままの描写にショックを受け、涙がこぼれそうになった。あたかも自分がその場にいるかのごとく錯覚してしまう。空間や時間を共有することで湧き上がってきた感情を一過性のものと捉えず、改めて人生の意義を問うことこそ、本書読者の責務だと思える。

決して忘れません  (2009-09-14)
僕が16才の時にこの事故は起きました。子供の頃のもっとも衝撃的な出来事です。毎年夏になると思い出し、40才になった今でも忘れたことはありません。これまで国内海外には何度も出かけていますが、日本航空には乗らないようにしています。 振り返れば今から10年前に、初めて買ったマイカーで旧登山口まで出かけたのですが、周囲に誰も居らず一人のせいか勇気がなく引き返した記憶があります。 最近、YOU TUBE にてボイスレコーダーの内容、ドラマのボイスレコーダーが公開されていたのをきっかけに再度興味をもつこととなり、色々知りたくなりました。そして去る9月12日に仕事の合間を見て新登山口まで参ったところ、偶然にも山の管理人様、団体の方がいらっしゃって、20分あれば着くよと伺い、念願の慰霊登山を済ませました。スーツ姿の僕に温かな言葉をかけてくださって、本当に有難うございました。 そして本書を購入するに至りましたが早速読み終えて、 日頃幸せな生活に満ち、好き勝手に生きていた自分に頭から金づちで叩かれた気分になりました。人生とは何が大切かを教えてもらっているようです。 遅ればせながら、このようなリアリティがあり真実を語った書に巡りあえて感謝したい。 殊に赤十字の看護婦さんの奮闘ぶりはひたすら頭が下がります。女性に対する見方も変えなければならないと思いました。 僕は、この事故を永遠に忘れません。またいつか慰霊登山をしてあのきつい斜面を登り、墜落現場で何かを感じたい。それは自分の人生を見つめ直す為です。 改めてご遺族の皆様に心からご冥福をお祈り申し上げます。 本書は日本人必読の書と銘記します。

大変申し訳ない事ですが、今頃事故の甚大さを知りました。  (2009-08-21)
当時11歳で小学6年生だった私は日航機123便のジェットエンジンの音を聞きました。ちょうど母と妹の三人で夕食を食べていたときでした。「ジェット機の音が聞こえるなんて・・・」との母の一言。ジェット機が飛ぶことのない群馬県の田舎町でしたので疑問を抱き勝手口を開け空を見回したのですが飛行機の姿はありませんでした。そのすぐ後テレビで緊急ニュースがながれ、翌日から事故の惨状が多くのメディアで報道されテレビでは事故現場の映像や自衛隊に救出される生存者の方々の姿が映し出されていきました。

秋になり遠足で登った近所の山から確かではありませんが事故現場がみえました。遠くに小さく茶色の山肌を露出させた尾根が見えました。当時の私は事故の甚大さを知らなかったので引率した教師に事故現場なのかどうかの質問はしませんでした。

21年後32歳になっていた私は東京にいました。ある日私はダイアナ湯川さんというデビューアルバムを出されたばかりの21歳の女性ヴァイオリニストの方にお会いしました。彼女はお父様をこの事故で亡くされた方でした。お父様は日本の方でしたがお母様はイギリスの方で、お母様とお二人で来日されていました。ダイアナさんは笑顔をつくられていましたが、お母様はご不安そうな表情でした。当時私はヴァイオリンには全く興味が無く彼女の演奏を聴いて差し上げることもなくただ彼女のサインが書かれたCDをたった一枚お付き合い程度の気持ちで購入させて頂いただけでした。また、今となっては大変失礼なことをしてしまったと後悔しているのですが、事故後21年間苦労されてきたお二人に何のお言葉もかけて差し上げませんでした。大変申し訳ない事ですが21年経ってもまだ私はこの事故の甚大さを知りませんでした。

そして24年後35歳になった今、私は群馬県に戻り地元の新聞である若い警察官の方の記事を読みました。彼は本書「墜落遺体」を読んで警察官になられたとのことでした。その記事を読み終わるとすぐに私はこの本を注文し届くとすぐに開封しダイアナ湯川さんのCDをかけ読み始めました。本書は他の方々がレビューされているとおりでした。事故対応に携わった方々のご苦労と心の温かさが痛いほど伝わってきました。もちろんご遺族のご心痛も。

24年経ってやっと事故の甚大さを一部だけかもしれませんが知った私がお勧めするのは大変申し訳なく思いますが、是非ともご一読ください。

最後にこの事故で亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。

追記:本日(9月5日)初めて慰霊登山をさせて頂きました。

報道されなかったであろう、陰惨な現場で戦った方々の記録  (2009-08-14)
毎年8月12日になるとニュースで報道されるこの事件の様相を、しかし私は全く知らなかった。
何しろ事件発生の時分には私は生まれてすらいなかったのである。
けれども、それならば何故未だに毎年この事故の報道を目にするのか?
そんな思いがふと浮かび、悪い言い方になるかもしれないが、好奇心を抱いてこの書を拝読させていただきました。

本書は警察側の方である著者が記したものであるが、
事件のあらましについて深く触れるという性質のものではなく、
身元確認作業に携わった方々の視点で構成されていた。

著者自身が身元確認作業の班長という、実際の現場に立ち、
惨状を目にし、遺族の怒号や叫喚を耳にし、
過酷な現場を立ち回る立場にいらっしゃった方でしたので、
非常にリアルな描写(特にご遺体の描写)でした。

途中涙で視界が霞み、何度も小休止をとりながらではありましたが、
夢中になって読みました。
文章も読みやすく構成されており、広い世代の方々が読めると思います。

誰しもが思うであろう、「もし自分が被害者(ご遺族)だったら?」という気持。
深い悲しみ、なんてチャチな表現ではとてもではないけれど表せないでしょう。
そして司法解剖に承諾をされた機長をはじめとする方々の御家族の気持は、
察しても尚余りあるものがあります。
泣いて拒否する子供を諭す御家族もどれだけ辛かっただろうか・・・。

そして身元確認作業に携わった方々のご活躍には目頭が熱くなりました。
他にも、本書では別の作業に携わっていた為に厳密には触れられてはいませんが、
日航の関係者の方々や、現場捜索に当たった方々の過酷さはとても想像が付きません。
ただ残念なのは、今も当時も変わらないのはマスコミのあり方でしょうか・・・。

私のように当時の記憶がない世代の方々にも、広く読まれてほしい一冊です。
又次回は事件そのもののあらましが記された本を、別視点より読みたいと思いました。

ぐだぐだと駄文ばかりを書き連ねましたが、兎に角本書を読んで本当に良かったと思います。

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