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100万回生きたねこ (講談社の創作絵本) - 和書 - ペットのセレクト通販
アイテム詳細
講談社
グループ:Book
ランキング:903
価格:¥ 1,470
発売日:1977-10-19
在庫あり。
このページのURLは
http://pet-select-shop.com/asin/Books/4061272748/
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カスタマーレビュー ![]()
大人だからこそ、涙
(2010-02-18)
先日、何の気なしに手に取った本
だいぶ昔に読んだかもしれない
絵本なので読むのは5分もかからなかった
内容は単純かもしれない
人の生き死にを猫になぞらえ、輪廻転生を繰り返すねこ
そんなねこが行き着いたのは、平凡な、しかし、充実した、愛する妻との1回限りの人生
家庭をもち、愛する妻をもち、愛する子をもち、初めて共感して感動した絵本
子どもにはわからないかもしれない
大人の絵本といってよいだろう
また、愛娘へのプレゼントが1つ増えた
ベスト1
(2010-02-18)
私が薦める絵本ベスト1.
私がパートナーと付き合っている頃,「これってあなた?」と読ませてくれた絵本である.
そして,猫ではないけど,私たちは結婚し,子どもが生まれた.第1子誕生の時に,この猫をぬいぐるみ作家に作ってもらった.それから20年少し立ち,機会があり読み返してみた.そして,ぬいぐるみの猫を抱いてみた.改めてこの本はすごい!と思う.大人が読んでも子どもが読んでもそれぞれ意味を感じ取れる本だ.あなたのパートナーにこそ読んでもらってほしい.そして,子どもにも読み聞かせしてほしい.
さらにこの絵本を魅力的にしているのは,絵にあることを付け加えておきたい.
限りある時間をどう生きるか
(2010-01-01)
初めてこの話を耳にしたのは今から30年余り昔、とある深夜のラジオ番組でのことだった。番組中にディスクジョッキーが『今週の本』として毎週様々な本を朗読するコーナーがあり、その中で朗読されたことを覚えている。
主人公の猫は“100万回生きた”とうそぶく。けれど飼い主に愛されることはあっても、その飼い主を愛することはなかった。その猫が或る日、“自分の猫”となり、一匹の猫に出会う。彼は自らが100万回も生きて死んだことを話したが、彼女はそんなことに全く無関心だった。この出会いが彼に“自らが相手を愛することの意味と大切さ”を気付かせる。彼はまだ一度も“生きることも死ぬことも経験していなかった”のだ。
彼が辿った足跡はそのまま“子供から大人への成長の過程”に重なる。小さな命として生まれ、周りからは大切に育てられるさまは“誰かの猫”としての存在だった猫の姿であり、“自分の猫”となった日は“1人の自立した存在”として社会への一歩を歩み出した命を物語る。
命には時間がある。“100万回生きた”とは長い時間のようでもあるが、その実は余りに短いことを表していると思う。それは物理的な時間の意味ではなく、大切な人に“いつ出会うことが出来るか”とのタイミングを意味し、そして同時に“どれほど深くその時間を享受することができるか”との意味が込められているのではなかろうか。その大切な人はそれぞれにより異なるかもしれないが、大切な人に出会ってから別れるまでの時間を共に生きることの意味にさしての違いはない。そしてこの時間を『幸幅(=幸福)』と呼ぶ。
作品中での『愛することの深さ』は“誰かの猫”<“自分の猫”<“白い猫の猫”と出会いの順番からは逆となる。人の一生には限りがあるという現実を突きつけられた時、本当に大切なことは何か、を改めて考えさせてくれる作品だった。
絵本だけど哲学書でもある。
(2009-12-31)
名作中の名作ですね。
絵本を全く読んだことがない、っていう人でも、この本は読んだことがある人は多いのではないでしょうか。
死んでも死んでも生き返るねこが、最後には生き返らなくなる、ってお話。
色々な人生訓を感じ、いろんなことを考えさせられますが、そこに全く説教臭さがないところが素晴らしいです。
まずその前提の素晴らしさで勝負あり!!な気がします。
このねこにとって「死」は本当の意味での「死」ではなく、テレビゲームのように、リセットしてやり直せる感じの1つの区切りでしかないわけで。
この世に生きる人間や動物とは違う、「あっちの世界の住人」の立場にあるように思えます。
でも、彼は当たり前に「こっちの世界」で生き、暮らしているわけで、われわれと同じように「こっちの世界」の感情に支配されていて。
それは、退屈だったり。
嫌悪や充実感のなさ、だったりの。
でも、そこで初めて、このねこの心の底が動く出逢いを得て。
そして死んでしまう。
もはや二度と生き返ることもなく。
あまり語りすぎると、この素晴らしい作品を陳腐にしてしまう気もしますが、、、、。
この本は、私達が、幼児期から、老いて死の扉を開けようとする頃までの70年、80年間、常にそばに置き、
色んな場面で色んな誰かとこのお話を読み、そしてそれについて共に話をできるような、珠玉の作品です。
愛する2人が結婚する時も、
かわいい子どもが生まれた時も、
思春期の子どもが人生に迷うときも、
老い、病み、死の階段を登ろうとする時も、
いつでも、何かを与えてくれる絵本な気がします。
素直になること
(2009-12-11)
私は他の人のレビューの「本当の愛を知る」という言葉が腑に落ちなくて、
何度も読み返し、読み返すたびに泣いてしまうわけを自分の心に聞いてみました。
誰か好きな人ができたからって、
そんな簡単な理由で私は涙流してないと思ったからです。
私がいちばんぐっとくるのは「そばに いても いいかい」の部分です。
前半では人間がいかにこのねこを愛してきたかが書かれています。
100万回も生きたねこだから、「愛」がどういうものかは十分知っていると思いました。
だからこそ「戦争をやめてお城に帰ったり」「大きな声で泣いたり」することが書かれていて、
「死ぬのなんかへいきだったのです」というのはねこの「強がり」だと思うのです。
私は白いねこと出逢い知ったのは「愛」ではなく「強がることの無意味さ」だと思いました。
うまく書けないのですが、ぽんと白いねこが出てきてそのねこを好きになったから、
と考えるには白いねこがあまりに「シンボル」すぎるからです。
私は自分を変えるには自分自身が気付くしかないと考えています。
だからこのねこも「誰かを好きになったから」ではなくて、
「強がることは無意味だ」と言うことに気付いた。という話にしたいのかもしれません。

